抗がん剤のアブラキサン(パクリタキセル)とゲムシタビン(ジェムザール)の併用で、生存期間が延びることが確認されたのだ。アブラキサンは、抗がん剤「パクリタキセル」をヒトアルブミンと結合させた懸濁注射剤だ。
スイスの製薬会社セルジーンが、未治療の進行性すい臓がん患者を対象とした治験を実施し、アブラキサン(パクリタキセル)とゲムシタビン(ジェムザール)の併用治療で第3相臨床試験の結果、全生存期間が有意に改善したのだ。さらに、この2つの抗がん剤を併用する新治療法の安全性は、アブラキサンの単独療法の臨床試験と同等だったとされる。