2011年4月18日月曜日

乳がん新薬の治験を省略

2011年4月18日 朝日新聞
抗がん剤など8品目の薬、治験を省略へ 厚労省検討会

海外で使われている医薬品を国内に早く導入しようと、厚生労働省の検討会は18日、抗がんなど8品目の薬について、国内で追加の臨床試験(治験)を省くことを認めた。

8品目は抗がん剤「カルボプラチン」(商品名・パラプラチン)の乳がんへの使用や、腎移植の際に拒絶反応を抑える「ミコフェノール酸モフェチル」(同・セルセプト)の小児への使用など。早ければ4月末にも保険適用される見通し。治験の省略が認められた医薬品は計26品目になった。

同日の検討会では、2009年に学会や患者団体から早期の承認を求められた374件について、医薬品開発の優先度の仕分けを終えたことなどから、再び要望を募ることを明らかにした。