2011年4月26日火曜日

DDSを活用した乳がん新薬候補

日本化薬、乳がん向け抗がん剤開発 「薬物送達」を活用

日本化薬はがん治療薬として臨床開発中の抗がん剤候補について、乳がん治療薬としても開発する。同候補は薬剤を病変部に効率的に届ける DDS(薬物送達システム)を活用。有効成分自体はすでに乳がん治療の第1選択薬として認められており、DDSを活用した乳がん治療薬として大きな市場性 があるうえに、早期の拡販が可能と判断した。
この新薬候補は日本化薬が東証マザーズ上場のナノキャリアからライセンスを受けて開発中。既存の代表的ながん「パクリタキセル(一般名)」をポリマーで包み込む構造をしている。
2011年4月25日 日経産業新聞