2011年7月11日月曜日

がん細胞発生の仕組み解明へ

染色体中心部の謎に迫る=たんぱく複合体の構造解明-がん研究進展に期待・早大など

ヒトの染色体の中心部「セントロメア」にあるDNAとたんぱく質の複合体の立体構造が初めて解明された。早稲田大と大阪大、横浜市立大の研究チームが 10日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。この複合体が染色体になかったり、中心から外れた所にあったりすると、細胞分裂などの際、染色体が正しく 2本に分離しない。
研究成果は、染色体数の異常で起きるダウン症などの病気や、染色体がちぎれてがん細胞ができる仕組みを解明する重要な手掛かりになるという。

2011年7月11日 時事通信