2011年6月22日水曜日

大腸がんを予防する夏レシピ

「冷やし茶漬け」にお通じ改善、大腸がん予防、節電効果

ご飯を炊くと、米に含まれるでんぷんは、消化しやすくなり、甘みが出る。しかし、ご飯が冷える時に、消化されにくい「レジスタントスターチ」とい う成分がつくられるという。この効果を利用できるレシピが「冷やし茶漬け」。消化に時間がかかると、血糖値の上がり方がゆるやかになり、インスリンという ホルモンの分泌量が少なくなる。
インスリンには、脂肪細胞の中で、余分な糖を脂肪に作り変えたり、すでに蓄積された脂肪が分解されるのを防いだりするはたらきがある。つまり、イ ンスリンの量を減らすことで、「体が脂肪を蓄積しようとするはたらきが抑えられ、太りにくくなる」ということなのだ。消化しにくいでんぷんには、食物繊維 に似た効果があり、お通じの改善や、大腸がんの予防につながる。これだけメリットがあるなら、暑い夏にわざわざご飯を温め直して食べるのはもったいない。
一般に、食品を冷凍する時は急速冷凍した方が良いというが、より太りにくい冷やご飯にしたい時は別。ゆっくり冷ました方が、消化しにくいでんぷん が増えるので、炊いたご飯は常温まで冷ましてから冷蔵庫で保存。冷蔵庫内の温度も上がらないので、他の食品も傷めず、節電にもつながる。

2011年6月21日 Newsポスト