2012年2月24日金曜日

がん細胞の増殖・転移を防ぐ飲料

お茶でがん、老化を防ぐ

お茶には渋みや苦味がありますが、実はこれらの成分が健康によいのです。代表的な成分は、お茶の渋みや苦味の原因になっている「カテキン」です。

がんの発生や増殖を抑制
 お茶の機能性として最もよく知られているのが、がんに対する作用です。がんは発がん性物質が人の体内のDNAを傷つけて細胞に突然変異をおこし、がん細胞が増えて多くなる(これを「増殖」といいます)ことで発生します。お茶のカテキンには、発がん開始や促進を抑える作用、がん細胞の増殖阻止する作用があり、さらにがんの転移を抑える作用もあります。
血管の病気を予防
たばこの吸い過ぎや激しすぎる運動、お酒の飲み過ぎなどは、人のからだに活性酸素を発生させ、コレステロールや中性脂肪などの脂質が酸化する過酸化脂質を増やします。これにより、体内の細胞が傷つけられ、血管の病気などもおこりやすくなります。緑茶カテキンは、動物実験において、ビタミンEに比べ、体内に作られた過酸化脂質を強く抑える優れた機能をもつことがわかりました。カテキンは、自らが活性酸素をとらえる役割を果たし、老化の防止などにも役だっています。
花粉症も抑制
花粉症には「甜茶」が有名ですが、最近では、緑茶のカテキンも花粉によるアレルギー症の症状をやわらげる効果があることがわかりました。 お茶には健康によい成分がたくさん含まれているのです。