2011年5月12日木曜日

がん治療に備えて必要なモノ

アメリカンファミリー生命保険は昨年に全国各都市で行われたがんに関するセミナーなどの来場者へのアンケート調査の結果を発表。

がん未経験者が想定する、がん治療全般に関わる費用は、
「300万円より多い」が最も多く32.1%
「300万円程度」21.1%
「200万円程度」21%
「100万円程度」18.9%
「50万円程度」3.7%
「その他」3.3%

がん経験者が負担した、がん治療全般に関わる費用は
「50万円程度」が最も多く36.3%
「100万円程度」29.5%
「200万円程度」20.2%
「300万円程度」6.9%
「300万円より多い」5.2%
「その他」1.9%

がん治療の費用は、実際には未経験者が想定するような高額な治療費が生じるケースが少ないことが判明した。

未経験者の中でがん治療全般に関わる費用が「300万円より多い」という想定が多い理由は、 下記が原因とみられる。

(1)毎日大量に流される生命保険会社のCMによるスリコミ
(2)「がん=高額な治療費がかかる」という固定観念
(3)がん経験者の実際の治療費の情報開示不足


注目すべきは、治療費用の調達先にがん未経験者とがん経験者で大きな差があることだ。

がん未経験者に対する「治療費をまかなうには何が有効だと思いますか?」という質問。
「保険」で70.1%
「貯蓄」27.1%
「親類援助」1.4%
「借入」0.5%
「その他」0.9%


がん経験者に対する「治療費は主に何でまかないましたか?」という質問で、最も多かったのは
「保険」で48.5%
「貯蓄」43%
「親類援助」3.3%
「借入」1.7%、
「その他」3.5%

生命保険や医療保険では、十分に対応しきれず貯蓄を取り崩して対応したとの状況が垣間見える。

がんへの備え“三種の神器”は

  •    早期発見のための検診受診
  •    がんに関する知識
  •    経済的備え
と言えるだろう。


~がんセミナー来場へのアンケート調査結果か見えるがんへの意識~

アフラック(アメリカンファミリー生命保険株式会社 日本における代表者・社長:外池 徹)は、昨年、全国各都市で展開したがんに関するセミナーや展示 会等の来場者に、アンケート調査を実施しました。すでに昨年8月23日に中間結果を報告済みですが、今回通年の集計結果をまとめましたので、ご報告しま す。

1.がん告知について

・医師からの告知を希望する人は95.2%に昇り、そのほとんど(93.4%)が完治の確率や余命等の説明も希望している。現実を受け入れ、病気と向き合って治療に臨む姿勢がうかがえる。

2.がんに関する不安について ・がんの経験がない人は、がんと聞いて最初に「治療費(経済的負担)」を心配する一方、がんの経験がある人は「再発・転移」「死」といった自分自身の今後のことを心配する。そして治療が開始されてからは特に「再発・転移」を気にする傾向がある。

3.がん治療費用について

・がんの経験を持つ人の回答は、「50万円程度」が36.3%で、「100~200万円程度」が49.7%、「300万円程度~それ以上」という回答は12.1%あった。

・治療費は、早期発見・早期治療により抑えられるケースがある一方、再発・転移等によって高額になるなど、がんの状態等により回答者ごとに費用総額が異なる。なお、治療費を「保険」でまかなった人の割合は「貯蓄」を超えて48.5%に上った。

4.がん検診受診について

・がんの経験がない人でがん検診を受けていると回答した人は6割を超えた。また、がん経験を持つ人のうち、定期健診や住民検診でがんが発見された人は31.9%にのぼった。

・がん経験を持つ人が必要だと考える“がんへの備え”は、多い順に「早期発見のための検診受診」「がんに関する知識」「経済的備え」が挙げられた。「検診」「知識」「保障」は、がんの予防や治療のための“三種の神器”といえそうだ。

アフラックは、国や地方自治体と連携したがん啓発活動に積極的に取り組んでいます。

2011年3月末時点で86自治体(全47都道府県、39市区町)とがん検診受診率向上などを目的とした提携を行っており、さらに各自治体と協力のうえ、がんに関するセミナーや展示会などの各種イベントを実施、がんの早期発見・早期治療の推進に取り組んでまいります。