2011年8月25日木曜日

魚食で糖尿病予防

魚をたくさん食べる男性ほど糖尿病にかかりにくいことが判明

国立がん研究センターなどから成るチームが2011年8月17日に発表したところによると、魚介類を多く食べる男性ほど糖尿病にかかりにくくなる傾向があることがわかった。ちなみに女性では魚の摂取量と発症リスクの間に相関関係は見られないという結果が出ている。

調査は95年と98年に、全国の男女約5万人に対し行われた。調査の結果、1日当たりの魚の摂取量が最も多い171.7gの群の男性では、最も少ない摂取量36.6gの群の男性と比べて3割ほど糖尿病の発症リスクが少ないという。

魚の種類によっても発症リスクの増減には違いが見られ、たとえば脂の多いサケ、アジ、イワシ、サンマなどの魚や小・中型の魚であるアジ、イワシ、サンマ、 サバなどを多く食べる習慣のある男性では、糖尿病の発症リスクが目立って低下する。これに対してマグロやカツオなどといった大型で脂の少ない魚を食べて も、発症リスクは減少しないことが分かった。

DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)、ビタミンDなどの魚の脂に多く含まれている成分が糖尿病を予防するインスリンの働きを活発化させているのではないかという。

2011年8月24日 美容健康ニュース