2012年3月29日木曜日

前立腺がんの原因と予防と食事

日本の伝統的な食事の重要性

前立腺がんを予防できる食事は、ずばり日本食だ。

つい数十年前まで日本人の前立腺がんの発症率は、欧米人に対してわずか4%程度だった。しかし、食文化の西洋化が進んだ近年は著しい増加傾向となっている。
中高年の男性に発症しやすい前立腺がんの要因は、加齢に伴って女性ホルモンが減少し、ホルモンバランスが崩れることが原因とされている。

このホルモンバランスを調整するのが、日本の伝統食、中でも豆類に含まれるイソフラボンという成分。大豆は、ファイトケミカルの一種の“イソフラボン”は、大豆に多く含まれることから、毎食に大豆が原料の味噌汁を飲み、おかずに大豆製品である豆腐や納豆から自然と摂取されていたのだ。

しかし、現代の食生活では、大豆製品を通じてイソフラボンを得る機会が大幅に減ってしまった。毎食摂取する必要はないものの、納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品は積極的に摂ることで、前立腺がんの予防には極めて有効。その他にも高い抗酸化作用があるリコピンを豊富に含むトマトなども、前立腺がんの予防に有効だ。

日本食は、前立腺がんだけでなく、乳がんの予防に優れた効果のある食品、積極的に取りべきだ。